社葬における数珠の意味と正しい扱い方
葬儀や法要に参列するとき、「数珠をどう持てばいいの?」「どの宗派でも同じ?」と迷う方は多いものです。
数珠は単なる仏具ではなく、故人に祈りを捧げるための大切な道具。
正しい持ち方や使い方を知っておくことで、心を込めてお参りすることができます。
本記事では、「数珠の持ち方・使い方・宗派別の違い」をわかりやすく解説します。
これから葬儀に参列する方、また改めてマナーを確認したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
数珠の種類
本式数珠と略式数珠
本式数珠(正式数珠)
宗派ごとに玉の数や房の形が定められており、主に僧侶や信徒が使用します。
宗派の教えに基づいた形式のため、一般参列者が必ずしも使用する必要はありません。
略式数珠
社葬や一般の葬儀で、参列者が使用することが多いのが略式数珠です。
宗派を問わず使用でき、男女別にサイズやデザインが用意されています。
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男性用:玉が大きく、黒・茶系など落ち着いた色合い
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女性用:玉が小さく、白・藤色など控えめな色合い
社葬に参列する立場では、略式数珠を一つ用意しておけば問題ありません。
なお、数珠は仏具であるため、自分専用のものを持つことが望ましいとされています。
数珠の正しい持ち方・扱い方
1. 持参時の配慮
数珠はバッグに入れて持参して構いませんが、むき出しで入れるのは避けましょう。
数珠袋や袱紗に包むことで、丁寧で落ち着いた印象になります。
2. 式場内での持ち方
式場では数珠を手に持ち、以下のいずれかの方法で扱います。
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右手に数珠を持ち、左手の親指と中指に掛ける
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合掌の際、両手に数珠をかける
焼香や合掌の際に、数珠を外す必要はありません。
3. 使用後の扱い
式が終わった後は、数珠を丁寧に袋へ戻します。
仏具であるため、机や椅子の上に直接置くことは避け、布の上などに静かに置くのが望ましいとされています。
宗派による数珠の違い(参考)
宗派によって、数珠の形状や使い方には違いがあります。
浄土真宗・浄土宗・真言宗・禅宗・日蓮宗など、それぞれに特徴がありますが、
社葬では宗派が混在することが多く、参列者が細かな違いを意識する必要はありません。
宗派が不明な場合や企業主催の葬儀では、
宗派を問わない略式数珠を使用するのが一般的です。
略式数珠を使用する際の考え方
社葬や合同葬では、略式数珠を使用して差し支えありません。
近年は宗教観が多様化しており、略式数珠が広く用いられています。
ただし、略式であっても他人から借りることは避けるのが基本です。
数珠は個人の祈りを託す仏具であり、自身で用意したものを使用することが礼節とされています。
社葬にふさわしい数珠の選び方
素材と印象
数珠は素材によって印象が異なります。
企業関係者として参列する場合は、落ち着いた印象のものを選ぶと安心です。
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黒檀・紫檀: 格調高く、男性に多く選ばれる
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水晶: 清浄感があり、男女問わず使用可能
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瑪瑙・翡翠: 控えめで品のある印象
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菩提樹・木製素材: 自然で穏やかな印象
年齢や立場に応じて、華美にならない色・素材を選びましょう。
数珠に関するよくある質問(社葬編)
Q1. 家族で数珠を共用しても問題ありませんか?
共用でも大きな問題はありませんが、基本的には一人一つ用意するのが望ましいとされています。
Q2. 数珠を忘れた場合はどうすればよいですか?
数珠がなくても、心を込めて合掌すれば失礼にはあたりません。
今後に備え、葬儀用バッグに常備しておくと安心です。
Q3. 数珠はどこで購入すればよいですか?
仏具店、百貨店、オンラインショップなどで購入できます。
初めての方は、専門店で相談すると適切なものを選びやすいでしょう。
まとめ
数珠は形式ではなく「弔意を表す姿勢」
数珠は単なる持ち物ではなく、
故人への敬意と祈りの心を形に表すための仏具です。
社葬という公の場では、
宗派の違いよりも、落ち着いた所作と敬う姿勢が何より重視されます。
正しい知識を身につけることで、
参列者として安心して社葬に臨むことができます。
この機会に、ご自身の数珠を一度見直してみてはいかがでしょうか。
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