世界各国のお葬式にまつわるしきたり、風習をご紹介するコラム。
今回はポーランドのお葬式についてご紹介します。
ポーランド ワルシャワ 聖十字架教会
ポーランドの有名な音楽家、ショパンの心臓が安置されている教会
中央ヨーロッパに位置する共和制国家、ポーランド共和国。
人口は約3,768万人、首都はワルシャワ、公用語はポーランド語で、通貨はズウォティ。国土面積は31.39万平方キロメートルで、日本から九州、四国を引いた位の広さだと言われます。また、宗教は人口の約95%がカトリックです。
ポーランド ワルシャワ 聖十字架教会
ショパンの心臓は左の手間から2本目の柱に安置されているそうです。
ポーランドでは、お亡くなりになると病院または墓地の近くにある「ドム・ポグジェボヴェ」という遺体安置室に運ばれ、冷凍保存されるそうです。
その後、カトリック教徒の方は教会でお葬式が行われ、カトリック教徒でない方は、ドム・ポグジェボヴェでお葬式が行われるようです。
ポーランド ワルシャワ 聖十字架教会
ショパンの心臓は左の手間から2本目の柱に安置されているそうです。
ポーランドでは、日本のような先祖代々のお墓はなく、夫婦で土地を買うのが基本です。生涯独身だった人や配偶者がいない人は、1人用のお墓を購入します。子供が亡くなった場合は、墓地にある子供専用のエリアに埋葬されるそうです。
独自の風習が伝わるポーランドのお葬式。これからも末永く続くことを心から願います。
ポーランド ワルシャワ ポヴォンスキ墓地
観光地としても有名な墓地。