お葬式コラム

ハカを舞うお葬式…世界のお葬式事情(ニュージーランド編)

風習
- 2023.09.26(火)

南西太平洋・オセアニアのポリネシアに位置する多民族国家、ニュージーランド。10世紀後半にマオリ人が発見した大陸で、その後イギリスの直轄植民地となり、1947年にイギリス連邦の1国として独立したという歴史があります。

ニュージーランドの公用語は英語とマオリ語で、人口の約47%がキリスト教だと言われます。

 

一般的なニュージーランドのお葬式は「亡くなった人の人生を祝福する」「華やかで楽しい旅立ちのセレモニー」といった概念があります。

こうしたことから、大切な人が亡くなってもあまり悲しい雰囲気になるのではなく、ゆかりのある人たちが故人との楽しかった思い出やエピソードなどを語り合い、時々笑いが起こるようなカジュアルなお葬式が多いと言われます。

 

これは、以前ご紹介したオーストラリアのお葬式でも同様のスタイルがありました。

 

しかし、古くからニュージーランドで生活するマオリ人のお葬式には独自のしきたりがあるようです。

それはお葬式で「ハカ」といわれる戦闘の舞を行うこと。

ハカはラグビーの試合の前に行われることで知られていますが、他にもお葬式や結婚式、卒業式など「人生の節目」に行われることが多いそうです。

ニュージーランドの元ラグビーNZ代表のスーパースター、ジョナ・ロムー氏が2015年、40歳の若さでこの世を去った時の葬儀でもハカが執り行われました。

なぜハカを舞うのか?それは、ハカは魂で祖先達と繋がり、仲間達と繋がるものだと信じられているからなのだそうです。

 

こうした素晴らしい風習が今後も長く引き継がれて欲しいものです。