お葬式コラム

お葬式の日に食べる伝統メニュー…世界のお葬式事情(ギリシャ編)

風習
- 2024.02.01(木)

ギリシャ共和国は、南ヨーロッパに位置する国で人口は約1,081万人、面積は日本の約3分の1といわれます。公用語はギリシャ語で通貨はユーロです。

人口の98%がギリシャ正教会で、その他はイスラム教、カトリックになります。

 

ギリシャでは、お葬式は一般的に教会で行われ、誰かが亡くなったときは鐘の音が町中に鳴り響き、人々に知らせます。

都市部と地方ではしきたりに少し違いがあるそうで、都市部では葬儀社がご遺体の保管から式の準備までを一式で執り行うケースが増えていますが、地方ではご自宅でお葬式の日までご遺体を保管し、当日教会へ運ぶようです。

 

教会でのお葬式は1時間ほど。司祭による祈りの儀式が行われた後、棺の蓋が開いた状態で一人ひとりが故人の額にキスをして最後のお別れをするそうです。

ギリシャでは宗教上、火葬が禁じられているため、儀式の後、棺は墓地へと運ばれ、埋葬が執り行われます。

 

ギリシャで特徴的なのは、埋葬後に「プサロスパ」と呼ばれるフィッシュスープを皆で食べることです。プサロスパはギリシャの大衆食堂でお馴染みのメニューで、にんじん、じゃがいも、タマネギ、セロリなどの野菜と魚を煮て、塩、オリーブオイル、レモンなどで調味するやさしい味わいのスープです。

一見、冬のメニューかと思いますが、ギリシャでは真夏でもこのスープを食べるそうです。

他にもグリークコーヒーやコニャック、レモネード、クルラキャと呼ばれるビスケットが皆にふるまわれます。

参列いただいた方にはコリヴァと呼ばれるアーモンド菓子が配られることもあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、亡くなった日から40日間、ご遺族は肉を食べないようにする習慣もあるそうです。40日後の儀式で、教会にてワインとパンをいただき、その後に肉食が解禁となるそうです。

 

ご家族や親戚、友人と共にフィッシュスープを飲みながら故人の思い出を語るギリシャのお葬式。

心を込めて大切な人を送り出し、共に食事をしながら語り合う。そんな独自のしきたりがこれからも続いていくことを願います。