「梅雨明けのようなお葬式」
その節は、亡き父のことでお世話になり、本当にありがとうございました。
満中陰が終わり気持ちも穏やかに晴れやかになりましたので、今回筆をとらせていただきました。
思えば3か月前、父の主治医から長くないといわれ、その足で相談した八光殿。
最初スタッフの方にお伝えしたのは「後悔の無いお葬式がしたい」。
冒頭にそんなことを言ったので、驚かれるかと思いましたが、笑顔で「後悔しないお葬式をお約束します」と言ってくれました。本当に嬉しかった。
実は、八光殿さんには母が他社でお葬式をあげたとだけ言っていましたが、その当時は「お葬式なんてどこも一緒」と、インターネットで探した他の葬儀社様でお願いしました。
しかし、母のお葬式は結果として後悔の残るお葬式となり、私よりも父が残念そうにしていたのが後悔の念をより強くさせました。今まで隠していてごめんなさいね。
でも、今回後悔なく父を見送ることができ、母のお葬式からずっとかかっていた雲がようやく晴れ間になった。そんな気持ちになれたので、ここに記しました。
私が嬉しかったのは、常に私の横で一緒になってお葬式を考えてくれたこと。
たくさんの提案をいただきながらどれも押し付けず、私に選ばせてくれたこと。
全てにおいて完璧でした。（一つくらいミスがあってもいいくらい）また、普段笑わない父が唯一笑っていた写真を遺影にしましたが、そこに写っていたチーズケーキをお葬式の当日に買ってきてくれたことには感動しました。
父がチーズケーキ好きなことを一言も伝えていませんでしたが、「お父様がこんなにいい笑顔だったので、好きかなと思い勝手に購入しました。」とのこと。
大阪市内にしか販売していないケーキをわざわざ。
ふと今父がそばにいれば、遺影のような顔をしているなと確信できました。
